(※この記事での「ロックTシャツ」を好きなバンドやアーティストのTシャツと広くとらえ、音楽のジャンルがロックではないものも含みます)
コトの発端は、6年前にネットサイトで発信された「40代が似合わないTシャツはコレ! 失敗しがちな真夏の痛カジュアル5選」という記事。
その中でロックTシャツについて「アラフォーのファッションで、1番大切なのが清潔感と品。ロックを聴いたり、バンドのファンでいることが悪いと言っているわけではありませんが、上品さや清潔感とは対極の位置にあるロックTシャツは、10代~せいぜい20代前半までしか許されないアイテムです。精神的に大人になり切れていないのかな、常識がなくて変わった人なのかな、と思われたくなければ、部屋着やパジャマにするのもやめて、こっそり思い出とともにしまうか、断捨離リストへ入れてください」(「OTONA SALONE」、2018年8月)と書かれている。
6年も前の記事で、これまでも何度か”炎上”している話題だが、今回もネット上ではさまざまな意見が飛び交った。そんな中、6月15日に歌手の荻野目洋子はXでこうつぶやいた。
<何ならおばあちゃんになっても着ていたい。(中略)他人の事を批判する前にまず自分を幸せに出来る人間でいようと思うし楽しめる大人でありたい。服にはそういう力がある。「パワァーーー!!」>
荻野目のこの投稿にはロックTシャツ愛好家から称賛の声が寄せられた。
■「東武」には行けても「伊勢丹」は無理?
では、実際に「ロックT」を着ている40代以上の女性たちは、どんな“本音”を抱いているのか。自らもロックT愛好家の記者が取材をすると「好きなものを着てどこが悪い?」という気持ちと「迷える乙女心」の両方が見え隠れする答えが返ってきた。
「荻野目ちゃんみたいに、小顔でショートカットの女性は着こなせそう。私は新宿の伊勢丹には着て行けないけど、池袋の東武百貨店になら行けるかな? いや、おしゃれに着こなせていたら伊勢丹にも行けるかも」(40代)
「歩いて2分の『まいばすけっと』(イオン系の小規模スーパー)には着て行けるけど、歩いて15分の最寄り駅の近くの『セブンイレブン』には行くことができない…」(40代)
徒歩2分と徒歩15分の境界線とはなんとも微妙だが、わからなくもない。自宅からの“距離”で判断している人はまだいる。
「好きなアーティストの名前やロゴやキャラクター、バックプリントにツアーの日程などの入ったTシャツはライブに行くと必ず買ってしまいますね。Tシャツ代は5000円くらいですから。ライブ会場で買って、すぐに着ます。そして、帰りもライブ会場の最寄り駅までは着ていますけど、自宅の最寄り駅に着いたら脱ぐ、もしくは、上着をはおる」(40代)
ライブ会場以外では「着ない」もしくは「着られない」という声も……。
「この年代になると、そんなにTシャツは着ないのに、思い出の品というか、記念品ということでロックTシャツを購入することは多いですね。ライブ中はもちろん着ますが、家に帰ったらハンガーを通して飾っておくかな。ポスターみたいなものかも。最近は、テイラー・スウィフトのツアーTシャツを買ってしまった。そして、袖は通していない」(40代)
「スチャダラパー×小沢健二のライブがTシャツ代込みのチケット代金1万6000円だったので、一瞬悩んで購入。ライブ会場の席に配布されていて、隣の席のものとは異なる仕掛けがあり“面白い!”と思って、その日は着て帰りました。しかし、かなりオーバーサイズのもので、いろいろなところに肉がつく50歳には、大きいのも(もちろん小さいのも)ダメダメ、どこにも着ていけない」(50代)
■70歳以上の女性が「セックス・ピストルズ」
さらに「絶対に着られない」という理由に挙がったのは、ママ友の目があるからという意見だった。
※以下引用先で
引用元: ・「ロックTシャツ論争」に荻野目洋子参戦で再燃 40代女性は「着たいけどママ友の前では…」と悩み [征夷大将軍★]
自意識過剰にも程がある
荻野目ちゃんの名前は出してないけど
ユニクロでも売ってるくらいなんだし
俺も50歳過ぎだがアメリカのプロレスTシャツを普段から着てるし
自分で規制かけてるだけでしょ
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